まいど!愚蛤庵主人です。
日曜に、参議院議員補欠選挙の投票に行ってきました。
責任でも、義務でもありますが、同時に権利でもあります。
その権利を行使してきました。
投票終了は午後8時。
NHKの開票速報を、ネットで動画配信していたので、それを見ていました。
投票終了時点で、出口調査をもとに、すでに当選確実の表示がでていたのにはびっくりしました。いまの選挙はおそろしいものがあります。
選挙結果は、ご存知の通り。憲法改正に必要な議席の3分の2を確保できたようです。
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そうはいっても、じつは私、そのことについて、よくわかってないんです。すこしは勉強したので、まるっきりわからないでもないとは思ってますが。この予想が、予想以上になった時点で、相当わかってなかったことを知りました。
ただこれ、決まってしまったことなんですよね。自分の考えがどうとかに関わらず。
「自分はその人に投票しなかったもんね」ですまされることではないです。
ただ、だからといって、政治にたいする関心をなくしたり、誰が悪いなにが悪いなどと、愚痴を言ったりということはしません。
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これで、これまで、ただでさえ議論がなりたたなかった国会が、数のバランスがこうなった以上、さらに議論のない、できないものになって、それが行政にあらわれる形になろうかとおもいます。
それにたいして、わたしが、実生活のなかでどう対処するかを、よく考えて、しっかり行動するのが、後ろ向きでいるよりずっといい。
もちろん、家族とも話し合いながら、あるいは、他の人の意見もいろいろ聴きながら。
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当選した議員に投票した人だっているわけだし、なにか思いがあって投票したと思うので、今回の結果に憤る人は、そういう人に憤ることにもなりかねない。それは、ひとを思うということをしなくなるということでもあると思うので。「こうなったにはこうなっただけの理由があるのだ」と思うしかないです。むしろそこを見ないで、認めないで自分の考えを推し進めようということの方が危険かもしれません。
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「正しさ」ということについても、考え直すべきなのかもしれませんね。
論理的に正しいとか、人道的に正しいとか、「正しさ」っていろいろな基準があるように思いますが、人間が「正しい」ということは、必ずしも「理にかなった」ものでもないと思います。
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今回の投票では、自分の政治的な意見は、少なくとも投票行動でしめした、それでいいんじゃないでしょうか。
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昨今の、世の中の動きの中にあって、世界中の価値(あるいは価値観)に変動が起こることも十分に予想されます。
とくに経済に関しては、なにが起こるかわからない。株価、お金の価値、そういったものの変動は大きいんじゃないかと予想されます。
すくなくとも私は、そういう「数字的な価値」は、最低限、予測できる範囲内で、いまの自分がとれる行動を実行するのが最優先なんじゃないかと思います。できないことまでやれないし、それを考えるべきでもない。
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本当の価値ってなんだろう?すくなくともお金の多寡じゃないと思います。
もしかしたら、とつぜん、札束が紙切れになるかもしれませんしね。
日銀のマイナス金利政策がつづくと、銀行にお金を預ける意味もあまりないので、預金はあるにこしたことはないですが、お金稼ぎに血道を上げてられない。
それ以前に、自分や家族の生活を、どのように工夫していくかの方が大事だと思います。
すくなくとも、いま、確実に高められる価値は、自分という人間。なかでも、自分ができること(つまり絵を描くこと)で、少しでも自分を高め、ひとに貢献できるようになるのが最優先。そう信じてやってます。
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人間づくりが、やっぱりなにより大切なんです。
数を増やすとかじゃなく。自分も含めて、ひとを大切に思う。ひととともに成長していく。
いい人なんてそういない。けれど、むりにいい人になるより、やるべきことを一生懸命やって、それを積み重ねて、それでやっと、人間の価値が高まるようにおもいます。
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SNSなど見ていると、わけ知り顔で人の悪口を言う。しかも面と向かわず。
それが、事実に基づいていたり、情報が明らかであればまだしも、「〜だそうだ」という不確定要素の伝聞であるのもよく見かけます。
それがネットの怖さの一つでもありますが、そこで喧嘩を売るような真似をしても、炎上するか、全くスルーされるかのどちらかにすぎません。
「自分が言いたいから言う」だけじゃなく、「聞いている(読んでいる)人を考えながら言う」ことが、やはり大事じゃないかと。
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親としてできること、夫としてできること、自分としてできること、相手の気持ちを考えた行動を、一心不乱にやる。
これらを、これからの自分の課題とします。
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すみませんね、硬い話で。
もうすこし、しなやかに話ができたらいいなと思いつつ。
ではでは、またいずれ。愚蛤庵主人でした。
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