まいど!愚蛤庵主人です。
土曜日は診察日で、病院へ行ってきました。
普段から家にこもりきり、家族とともに食事をとることもままならない昨今ですが、病院だけは行かないわけにもいかず、出かけてきました。
それと、17日には友人とともに、小松市にある「鞍掛山」に登ってくる予定なので、そのための買い物など、いろいろとバタバタ外出する羽目になりました。
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これだけで十分疲れて、部屋に入ったら手の震えが止まらない状況でした。
つくづく思うのは、自分が「人は嫌いじゃないけど、人の中にいられない」というこの矛盾とどう折り合いをつけていくか、ということでもあります。
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で、土曜に家に帰ってきますと、amazonで購入したものが届いておりました。
これです。(クリックでびよーん!)
ペンタブレットのペンのグリップ(純正より太いもの)、芯を2種類(フェルト芯、ハードフェルト芯)。他にも、文房具屋でトレーシングペーパー、ステッドラーの練り消しを購入。
これでまあ、絵を描く環境がどんどんよくなってきてます。
あとは、自分の絵のレベルがこれで上がればいうことなんですが(笑)
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ところで、このワコムさん(このタブレットを作っている会社)は、ある意味とても職人の要望に応えてくれる、職人気質を持った会社だと痛感します。
芯のように、消耗品に関して、十分な在庫がある。しかも、人の用途、好みに合わせた芯を、古い機種でも使えるように、サイズを変えることなく、描くひとの要望に応えられる。古くなったら、使えるものを持ってても新しい機種を買えと無理強いすることもなく、むしろ「大事に使ってくれてありがとうございます。人々の要望に応えるべく、人々の用途にあった製品を、長く使ってもらえるように、これからも努力していきます」という要望に応えるモノづくりをしているんです。
感動に近い感謝を持たずにはいられません。
値段が高く、しかも不具合が起きても、ただ単純に新しいものを買わせたいばかりに、在庫のストックを持たない、汎用パーツは作らないし使わない、たとえ愛着のあるものであっても、そういう理由で修理すらしてもらえない、それが現代の消費の有りよう。
そんな風潮の中にあっても、職人の要望にきちんと応えられるように、個人の使い勝手や用途に合わせた部品を用意し、しかも壊れにくいもの、周りの環境がいくら新しくなっても、ちゃんとこれまでのものが使えるようにドライバー側のサポートも忘れず、修理にもきちんと応じてくれる。
なかなかないですよ、そんな会社。
道具は、たとえそれがデジタルなモノであっても、ふだんから使用する道具。包丁しかり、大工道具しかり、ハサミしかりで、手にしっくり馴染むものを長く使いたい人がそれだけいて、それに応える姿勢は、すばらしい。
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「いい会社」の基準は、いいモノを、長く(もちろん耐久性ももたせて)、使えるようにしっかり考え、それでなおかつ新しいものも作り続けることが最大の評価基準であって欲しいと思います。とくにこんな現代であればこそ。
使う側も、当然大事に使うべきですよね。使わないで大切にしまっておく、じゃなくて、その道具を、まさに自分に合うよう工夫して、ガッツリ使うべきなんだということに、改めて作る人、道具、人間の一番の有りようを見る気がします。
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これもあれも、まだ使えるのにもったいないなあ、と思うことはよくあります。要らないものはいらないので、なんでもかんでも使えるものはとっておく、という貧乏性ならともかく、「自分にはこの道具がいちばんあってる」と思ったものがあって、大事に扱って、最大限に活用して、自分の一部になってるものって、値段に限らず、ありますよね。
どうにもこうにも使えなくなったときに、写真を撮って墓に納めたくなるくらいがちょうどいいんだと思います。しかもそのモノが、今でも使えるように配慮してあるって、素晴らしいと思いませんか?
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ドイツにある「ビルケンシュトック」という靴の会社があります。私も一足持ってますが(リサイクルショップで買ったもの)、そこは、靴底が磨り減ったら交換してくれるし、革がへたったら修繕してくれる、という会社です。そういう姿勢って、とても大事だと思います。
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今回、グリップも新調したんですが、これまで10年以上使ってきて、ようやくボロになって、もう使えないのかあ、とがっかりしてたところへ、交換用のグリップがあったので、すごく安堵しました。
いい道具は、そういうものであって欲しいし、作る側も、そういうモノを作って欲しいと思います。
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長くなりましたが、道具を新調した以上、大事に、ボロボロになるまで使おうと思います。
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そしてこんどは日曜日。
買い物にも出かける必要があって。妻と二人なので、まだ助かりますけれどね。
とうぜん、人混みの中へと入っていくわけです。
テンションを思いきりあげて臨んだんですが、それでも途中からぐったりしだして、家に帰ったら指先が震えてどうしようもありませんでした。
しかも、参院選の投票。また人の中です。
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来週、大丈夫なんだろうか。
とにかく、寝よう。
ではでは、またいずれ。愚蛤庵主人でした。
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